こんなのどうだろう

さーびす

教育いろいろ探訪

突然ですが、「教育」って何でしょうか。
広辞苑では「教え育てること。人を教えて知能をつけること。人間に他から意図を持って働きかけ、望ましい姿に変化させ、価値を実現する活動。」とあります。
でも、「人に知能をつけること」と「働きかけて望ましい姿に変化させること」はだいぶ違う気がするのです。

2020年、新型コロナウイルス感染拡大のニュースの中でかつてないほど「教育」が世の中の話題になりました。「オンライン授業」「オンライン学習」「学びをとめない」「学びの保障」といった言葉もさかんに出てきました。ここで言われる「教育」とは、主に「人に知能をつけること」に近いように思います。

でも、「教えること」は「人に知能をつけること」に近いかもしれませんが、「育てること」は「人に知能をつけること」とはやはり違う気がするのです。

アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所では、今の世の中の教育もリサーチしていますが、過去の教育、過去の「教育家」と呼ばれる人たちがどのようなことを考え、活動していたのかもリサーチしています。そこには、現代に通じる大きなヒントがあふれています。

―「教育」って何だろう。
言葉の定義づけには意味はないかもしれませんが、常々「教育とは」に向き合い、奮闘されている方々との情報交換・意見交換を通じて、こうしたヒントの提供もサービスとして始めています。

リサーチャー:野田千尋